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行動原則は「問題行動を減らすため」だけではない

教育

ルールだけでは限界がある

ルールだけでは対応しきれない場面が、

学校には必ずあります。

問題行動が起きた時に、

ルールを適用して対応すると、

抜け道を探す子や、

攻略法を見つけ出す子がいたり、

そもそもルール的に微妙なライン

の問題行動があります。

そこで設定したのが行動原則です。

・自分を大切にする

・相手を大切にする

・学びを大切にする

の3つ。

行動原則は成長の物差し

ですが、この3つを言われても、

もともと大人しい子は

減らすべき行動はできています。

でも、だからといって

成長が止まっていいわけではありません。

行動原則は、

「問題行動を減らすため」だけではなく、

「望ましい行動を増やすため」のものでもあるからです。

だから、

行動原則は

「してはいけないこと」

を判断する物差しだけでなく、

「どう成長していくか」を示す物差し

でもある方がいい。

例えば、

自分を大切にする

  • 睡眠をとる
  • 身だしなみを整える
  • 一度だけ発言してみる
  • 一人に挨拶してみる

相手を大切にする

  • 困っている人に声をかける
  • 感謝を伝える
  • 一緒に活動する

学びを大切にする

  • 一つ質問してみる
  • 「分からない」と言ってみる
  • 昨日の自分より一歩進む

つまり、

原則は

「最低限守るライン」と

「より良く成長するライン」

両方を持つんです。

一人ひとり次の一歩は違う

教室にいる子は

「一人一人違う」

という前提があります。

だから、

騒ぐ子と

大人しい子では

同じ原則でも求める行動は違っていい。

よくしゃべる子には、

「まず相手の話を最後まで聞こう」

大人しい子には、

「今日はグループで一回だけ意見を伝えてみよう」

どちらも同じ原則を目指しているけれど、

その子にとっての次の一歩が違う

わけです。

行動原則はゴールではなく、

「北極星」のようなものです。

北極星は、

全員にとって同じ方向を示しますが、

今いる場所が違えば、

一歩目も違います。

教室には、本当にさまざまな生徒がいます。

だから、

全員に同じ行動を求めるのではなく、

それぞれの「次の一歩」を支える。

昨日までできなかったことが、一つできるようになる。

それもまた、行動原則が目指す成長です。

そのために、

行動原則を大切にしています。

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